『眠れない』とお困りの方に
夜眠れないときにどうしたらよいか、どうすれば睡眠がとれるのか?というのは精神科医療においてよくある相談の一つです。
『睡眠薬を調整してほしい』と希望する方も多いのですが、薬物以外の方法を上手に利用することができれば、薬物の効果も発揮され快適な睡眠をとることがが期待できます。
睡眠障害の原因はさまざまですが、ここでは『夜眠れない』とお困りの方がご自身で手軽に実行できる、睡眠の質を向上するためのお手伝いをさせて頂きます。
睡眠についてのご相談をされる場合には
一口に眠れないと言っても、その原因は多岐にわたります。医療機関に相談するときは、前もって下記の項目についてチェックしておくと、診察の際にスムーズな診療を行えます。
睡眠パターン
- ● 入眠困難・中途覚醒と再入眠困難・早朝覚醒・熟眠感欠如など・・・気になる事は?
- ●夜間の異常行動等(自分で心配な事など)
- ●日中の眠気(勤務時間中や自動車の運転中は)
- ●下肢のぴくつき・むずむずなどその他に気になる事は?
睡眠障害のきっかけ
- ●身体疾患、服用薬物などによる睡眠障害の可能性
- ●心理・社会的ストレスを感じているか
- ●気分の変化(特に起床時) 環境の変化?起床時に快適に起きることが出来ているのか?
過去の睡眠障害
- ●以前の睡眠はどうだったのか?ぐっすりと快適な睡眠はとれていたか
- ●不眠の既往
- ●以前治療を受けたことがあるのか?以前の治療の効果はどうか
睡眠衛生歴
- ●入床・消灯・入眠・覚醒・離床の時刻
- ●休日と平日の睡眠時間・リズムの変化
- ●不規則な勤務など、睡眠リズムの変化
- ●昼寝の習慣はあるのか
- ●運動と生活習慣
- ●カフェイン・アルコール 薬物・サプリメント
- ●眠れない時にした試みとその効果
- ●入床前の過ごし方 家族からの情報、睡眠について本人の感じ方と家族の感じ方が違うことはないか
- ●いびき、不規則な呼吸 睡眠中の体動
- ●睡眠時間と睡眠の質
- ●眠れない時の気分や行動の変化
- ●自分にとってどのような睡眠が望ましいと思っているか 睡眠薬に対する不安があるのか
自分で気になっている事などを医師に告げることが大切です。小さなことでもお気軽にご相談頂くことが睡眠障害を克服するための近道でもあります。睡眠障害は、様々な原因がありますがそれぞれに解決方法がございます。一人で悩まずにまずは診察を受けてみてください。
こんな症状でお悩みの方・あなたの周りで苦しんでいる方へ
- ・食欲がわかない、美味しくない
- ・仕事や家事が手につかなくなってきた
- ・気分が憂鬱、体が重い
- ・ストレスでつらい
- ・不安でいっぱい
- ・イライラする
- ・落ち着かない、ソワソワする
- ・身の回りの事が出来なくなってきた
- ・物忘れが増えてきた
- ・盗聴されている、監視されているとおびえている
- ・興奮している
- ・以前とは別人のようになってしまった
- ・自分についてのウワサや悪口が言われているとふさぎ込んでいる
- ・外に出られなくなり、家にこもるようになった
- ・混乱しているようだ
- ・もしかして認知症かな?と思える症状がある
- ・「死にたい」・「殺される」と言う
(深刻な症状なので早急にご相談下さい)
「受診した方が良いのかな?」「受診させた方が良いのかな?」と思った時が受診をするタイミングです。医師がお困りの方を診察し、症状に応じた治療を行います。まずは当院へご相談下さい。